その2
1月の下旬になって初めて本格的な雪の日。
この日は分娩の近い妊娠群が4周したら雪中追い運動は終わりとの話でした。
しかし、gallaryも増え牧場の馬の写真をライフ・ワークにされているプロの写真家
もお出でになっていたせいか、急遽全群出走にしました。
いつもは1番に出て行く育成馬は2番目…。
はじめはいつもと違った順番に、出ていいものかと躊躇していた若馬たちも
1頭が走り始めると全頭がダfダダダっと疾走を始めました。
身軽なので群は一団となってやってきます。
けっこう、積もった雪でUP DOWNができています。
ベテランでも体が温まってくるまでの1・2周は実に寒いとのこと。
特に雪降りの日は顔と耳が痛い!
妊娠馬の群はだんだんとばらけていきます。
長く伸びた妊馬の群
妊娠馬も走りたい馬は勢い良く駆けていきます。
一番遅い馬に合わせて無理のない運動を心掛けると言います。
身軽なアラブ種が入る群の走りは波乱万丈です。
アラブたちは先行しては、後続が来るのをしばらく待ちの繰り返し
パドックの周囲には色々な建物が建てられて昔ながらの柏やカラマツだけを
背景に出来るポイントは多くはありません。
吹き付ける雪が寒い!
しんしんと進む雪の日の雪中運動
2008.1.24
夜明け前・・・粛々と調教は進められていました。
おおっ、視界を遮るあの柱・・・でも、必要なんでしょうね!!
帯広街に太陽が昇ってきました。
さらに冷え込んだ日曜日の朝、懲りずに撮りに行ってきました。
前日は撮れるポイントがいまひとつ分からなかったのですが、前日の経験を活かして
日の出の陽光をバックに撮れそうなポイントが分かったので、この日は迷わず直行。
日の出前からずっとそのポイントで撮影できるタイミング待ち続けていたので、
最後は完全に冷え切ってリタイヤ気味に帰ってきたのですが、それなりに何枚かは
昨日よりはイイものが撮れたような気がします。
敷地外から撮っているので、もう少し近づきたかったのですが、やはり
そこは馬と関係者が真剣にその日のレースのために朝から調教している神聖な場所
アマチュアが柵を乗り越えて入るべき場所ではないと思った次第・・・。
(2008.1.7)

鋼鉄製の橇に、1個100kgもあるコンクリートの錘を載せ・・・

遠くに調教を終えて一汗掻いて休息中の馬たちが並んでいる。
朝の冷気のなか身体中から熱気を立ち上げている馬たち。
炎をあげて燃え上がっているかのような立ち姿・・・
行っては戻り、戻っては往く馬たちと人々
今朝は帯広競馬場にばん馬の調教を覗きに行ってきました。
6時30分気温-15℃、夜明け前すでに沢山の関係者が場内で調教しておりました。
なかなかいい撮影場所がなく、日が昇ってから北側に回って撮りました。
牧場の馬達とは全然違う緊張感が漂う中、淡々と調教は進みます。
そして馬達から立ち昇る湯気はすぐに外気で冷やされ霜になってしまいます。
自分の身体もどんどん冷えてくるのですが、なかなかその場を立ち去りがたい
熱いものが競馬場全体を包んでいました。
(2008.1.5)
  
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